書誌情報
		
			
				論文名:
				Moderate-Intensity Exercise and Self-rated Quality of Sleep in Older Adults. / 高齢者における中等度強度の運動と自己評価した睡眠の質 
			 
			
				著者:
				King AC, Oman RF, Brassington GS, Bliwise DL, Haskell WL.
			 
			
			
			
			
			
			
		 
		対象
		
						ヒト:
			
								対象
				一般健常者
												性別
				男女混合
												年齢
				
										58.8(5.6)~62.4(6.4)(全体の平均値なし)
									 
												対象数
				10~50
							 
			
			
						地域:
			
					 
		研究の種類・調査の方法
		
						研究の種類:
			
								種類1 (横断・縦断)
				
				縦断研究
				
												種類2 (介入・コホート)
				介入研究
																種類3 (前向き・後向き)
				前向き研究
											 
			
						調査の方法:
			
								方法
				実測
												方法 (その他)
				睡眠指標は質問紙と日誌
							 
					 
				介入の方法
		
			介入の方法:
			
								運動様式
				
					ローインパクトのエアロビクス、自宅での早足歩き
				
												運動強度
				
					トレッドミル運動パフォーマンステストのピーク心拍数の60~75%
				
												運動時間
				
					1回30~40分
				
												運動頻度
				
					週4回
				
												運動期間
				
					16週間
				
															 
		 
		
				アウトカム
		
			予防:
			
				予防 (高血圧症・心疾患・脳血管障害)
				
										な し
									
				予防 (高脂血症・糖尿病・肥満)
				
										な し
									
				予防 (がん)
				
					な し
				
				予防 (転倒・骨折・介護)
				
					な し
				
											 
			維持・改善:
			
				維持・改善 (体力・廃用性萎縮)
				
										体力維持・改善
									
				維持・改善 (糖質代謝・脂質代謝・タンパク質代謝・骨代謝)
				
										な し
									
				維持・改善 (ADL・QOL)
				
										な し
									
				維持・改善 (心理的指標)
				
					心理的指標改善
				
								維持・改善
				
					睡眠指標の改善
				
											 
		 
		
				図表
		
						
									
												
				図表掲載箇所:
				P35, 表(表番号なし); P36, 図2
			 
					 
		
		概要・結論
		
						
				概要:
				中等度の睡眠困難を有する中高年者における睡眠改善に対する有酸素運動の効果を検討した。対象は50~76歳までの、冠状動脈心疾患や脳卒中がなく、運動習慣がないなどの条件をみたした中高年者48名(最後43名)であった。運動群の被験者は教室での集団によるローインパクトのエアロビクス運動と自宅での早足歩きの処方を受け、対照群は16週後の介入終了時まで身体活動量を変えないように指示された。運動群の睡眠時間、睡眠効率、睡眠潜時や睡眠の質感などが対象群に比べて改善していた。また、運動群の女性では有意に最大酸素摂取量が増加していた。運動による睡眠改善効果は8週後には認められなかったことから、本研究と同様の睡眠改善効果を得るには8週間以上運動を続ける必要があると推測された。
			 
												
				結論:
				中等度までの睡眠困難を有する高齢者は定期的な中等度強度の運動プログラムにより睡眠の質が改善する。
			 
									
				エキスパートによるコメント:
				本研究は、中等度の睡眠障害を有する中高年者における有酸素運動の睡眠改善効果を無作為介入試験で明らかにした数少ない研究のひとつである。中等度の睡眠障害を有する運動習慣のない高齢者で睡眠改善効果を認めるには8週以上の運動期間が必要という有益な知見がえられている。
			 
						
		 
			 
	
		
	
	
	
	
	
	
	
		
		
		
			評価選定・編集の考え方
文献データベースに掲載されている文献は、以下の基準を参考に選定しています。
	我が国の体力科学、スポーツ科学および健康科学分野における専門家が推薦した身体活動、運動、体力に関する重要文献を掲載しました。
	
	
		また、身体活動量・運動量の増加および体力向上による生活習慣病発症予防をアウトカムとする研究を対象にシステマティックレビューを行い、「健康づくりのための運動基準2006-身体活動・運動・体力-」(平成18年厚生労働省)策定に用いられた文献も掲載しています。
	
 
文献の領域
文献データベースには、以下の分野の文献が掲載されています。
病態別(予防もしくは改善)
	
	
		呼吸器系
		
			- 気管支喘息
 
			- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
 
			- その他の呼吸器疾患
 
		
	 
	
	
	
		脳・神経系
		
			- 認知機能
 
			- 脳血管障害(脳内出血、脳梗塞)
 
			- その他の脳・神経系疾患
 
		
	 
	
	
		精神科系
		
			- 鬱(うつ)病
 
			- 慢性疲労症候群(CFS)
 
			- その他の精神疾患
 
		
	 
	
 
一般(ヒト)
	- 生活習慣病の一次予防
 
	- 体力維持・改善
 
	- 介護予防
 
	- 廃用性萎縮の予防・改善
 
	- 転倒・骨折予防
 
	- 日常生活動作(activities of daily living: ADL)の維持・改善
 
	- 生活の質(quality of life: QOL)の維持・改善
 
	- 心理的指標の維持・改善
 
一般(動物)
	- ラットを用いた研究
 
	- イヌを用いた研究
 
	- ウサギを用いた研究
 
		 
	 
 
	
	
	
		
		
		
			検索手順
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	検索は、大きく分けて、
	
	で行います。
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1 フリーキーワード検索
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		- 論文名
 
		- 著者名
 
		- 雑誌名
 
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		- 結論
 
		- エキスパートのコメント
 
	
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		- 「対象」~ヒト~ “一般健常者”
 
		- 「年齢」“13~18歳” “19~44歳”
 
		- 「対象数」“10~50”
 
	
	→ 「対象」がヒトの “一般健常者” で、「年齢」が “13~18歳” か “19~44歳” のどちらかで、「対象数」が “10~50” の、 全ての条件を満たすデータが検索されます。
 
3 検索結果一覧
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4 詳細画面
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類義語一覧
(原則として汎用語を入力,希望する文献が検索されない場合は類義語を入力)
	
		| 汎用語 | 
		類義語 | 
	
	
		| 有酸素性運動 | 
		
			エアロビクス
			持久性トレーニング
			持久性運動
			耐久力トレーニング
		 | 
	
	
		| 筋力運動 | 
		ウエイトトレーニングレジスタンストレーニング筋力トレーニングウエイトリフティング | 
	
	
		| バランス運動 | 
		バランストレーニング平衡性トレーニング平衡性運動 | 
	
	
		| 柔軟性運動 | 
		柔軟性トレーニングストレッチ運動ストレッチ | 
	
	
		| 体力水準 | 
		体力レベル身体機能水準身体機能レベル身体活動水準身体活動レベル | 
	
	
		| 身体活動 | 
		身体運動スポーツ活動スポーツパフォーマンス | 
	
	
		| 体力 | 
		身体活動能力活動能力身体能力身体機能身体遂行能力フィットネス
		 | 
	
	
		| トレーニング | 
		訓練鍛錬 | 
	
	
		| レジスタンストレーニング | 
		筋力トレーニング筋力向上運動 | 
	
	
		| 日常生活動作 | 
		日常生活活動ADLADLs | 
	
	
		| 余暇活動 | 
		レジャー活動レクリエーション | 
	
	
		| 総死亡 | 
		死亡者数死亡数死亡率全死亡全死亡者数全死亡率 | 
	
	
		| 冠動脈危険因子 | 
		冠動脈リスクファクター心血管危険因子心血管リスクファクター | 
	
	
		| 最大酸素摂取量 | 
		VO2max最高酸素摂取量VO2peak有酸素能力持久力有酸素パワー運動耐用能心肺系体力
		 | 
	
	
		| 運動処方 | 
		運動療法運動プログラムトレーニングプログラム | 
	
	
		| 歩行 | 
		ウォーキング散歩ウォーカー | 
	
	
		| ジョギング | 
		ランニング走運動ジョガー | 
	
	
		| 生活習慣 | 
		ライフスタイル生活様式 | 
	
	
		| 肥満 | 
		肥満症過体重 | 
	
	
		| CHD | 
		冠動脈疾患心血管疾患心疾患 | 
	
	
		| IHD | 
		虚血性心疾患心血管疾患心疾患 | 
	
	
		| 収縮期血圧 | 
		最高血圧最大血圧 | 
	
	
		| 拡張期血圧 | 
		最低血圧最小血圧 | 
	
	
		| 座業的 | 
		身体不活動不活動非活動無活動 | 
	
	
		| 自転車エルゴメータ | 
		自転車駆動サイクルエルゴメータ自転車漕ぎ | 
	
	
		| 運動負荷テスト | 
		運動負荷試験持久性テスト持久力テスト | 
	
	
		| 負荷量 | 
		ワークロードWatt数 | 
	
	
		| 運動強度 | 
		負荷強度強度 | 
	
	
		| 耐糖能異常 | 
		インスリン感受性インスリン抵抗性高血糖 | 
	
	
		| 運動量・身体活動量 | 
		METs・時/週kカロリーエネルギー消費量 | 
	
	
		| 高脂血症 | 
		高コレステロール血症脂質代謝異常低HDL血症 | 
	
	
		| 骨粗鬆症 | 
		低骨密度 | 
	
	
		| 高血圧症 | 
		本態性高血圧症 | 
	
	
		| 腹部脂肪症候群 | 
		内臓脂肪 | 
	
	
		| 習慣化 | 
		定期的アドヒレンス習慣性継続性 | 
	
	
		| 筋力 | 
		パワー | 
	
	
		| 高齢者 | 
		老齢者老人 | 
	
	
		| 中齢者 | 
		中年者中年 | 
	
	
		| 若齢者 | 
		若年者若年 | 
	
	
		| 質問紙 | 
		アンケート調査票 | 
	
	
		| 乳酸閾値 | 
		乳酸性作業域値無酸素性作業閾値換気閾値VTATLT | 
	
	
		| 乳酸閾値 | 
		乳酸性作業域値無酸素性作業閾値換気閾値VTATLT | 
	
	
		| 相関関係 | 
		関連性関係性 | 
	
	
		| 除脂肪量 | 
		除脂肪組織筋量筋サイズ | 
	
	
		| QoL | 
		QOL人生の質生活の質クオリティ・オブ・ライフ | 
	
	
		| インスリン | 
		インシュリン | 
	
	
		| グルコース | 
		ブドウ糖糖 | 
	
	
		| 動脈硬化 | 
		アテローム硬化アテローム | 
	
	
		| 脳血管障害 | 
		脳梗塞脳卒中 | 
	
	
		| メタボリックシンドローム | 
		糖代謝異常代謝異常腹部脂肪症候群内臓脂肪 | 
	
	
		| BMI | 
		体格指数Body Mass Index | 
	
	
		| 罹患率 | 
		罹病率有病率 | 
	
	
		| 体力テスト | 
		体力測定身体機能テスト身体機能測定 | 
	
	
		| マウス | 
		ラットネズミ | 
	
	
		| 運動種目 | 
		運動様式運動方法 | 
	
	
		| 運動強度 | 
		主観的運動強度RPEBorg Scale | 
	
	
		| カテコラミン | 
		アドレナリンノルアドレナリン | 
	
	
		| 介入前 | 
		ベースライン運動前 | 
	
	
		| 訓練者 | 
		運動選手鍛錬者アスリート競技者 | 
	
	
		| 認知機能 | 
		脳機能 | 
	
		 
	 
 
	
	
	
		
		
		
			検索項目
以下の項目から検索することができます。
	
		- 論文名
 
		- 著者名
 
		- 掲載雑誌名・巻・号・頁
 
		- 発行年
 
		- 対象
 
		- 地域
 
		- 研究の種類
 
		- 研究の方法
 
		- 介入の方法
 
		- アウトカム
 
		- 概要;文献の概要を文献紹介者が日本語でまとめています。
 
		- 結論;文献から導き出される結論を文献紹介者が報告しています。
 
		- エキスパートによるコメント;文献紹介者が文献に関するコメントを添付しています。
 
		- フリーキーワード