公益財団法人 健康・体力づくり事業財団
健康・体力と身体活動・運動に関する
文献データベース
管理番号：
PB011611

書誌情報

論文名：
Measures of lower body function and risk of mortality over 7 years of follow-up ／ 7年以上の追跡研究における下半身機能の測定と死亡のリスク
著者：
Ostir GV, Kuo YF, Berges IM, Markides KS, Ottenbacher KJ.
雑誌名：
Am J Epidemiol.
発行年：
2007
巻：
166
号：
5
頁：
599-605
Link：
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17566063

対象

ヒト：
対象
一般健常者
性別
男女混合
年齢

(72歳)

対象数
1000~5000
動物：
対象
空白
地域：
地域1
欧米

研究の種類・調査の方法

研究の種類：
種類1 (横断・縦断)
縦断研究
種類2 (介入・コホート)
コホート研究
種類3 (前向き・後向き)
前向きコホート
調査の方法：
方法
実測

介入の方法

介入の方法：

アウトカム

予防：
予防 (高血圧症・心疾患・脳血管障害)
なし
予防 (高脂血症・糖尿病・肥満)
なし
予防 (がん)
なし
予防 (転倒・骨折・介護)
なし
予防
死亡
維持・改善：
維持・改善 (体力・廃用性萎縮)
な し
維持・改善 (糖質代謝・脂質代謝・タンパク質代謝・骨代謝)
な し
維持・改善 (ADL・QOL)
な し
維持・改善 (心理的指標)
なし

図表

図表1：

概要・結論

概要：

<目的>歩行速度と死亡リスクとの関係を明らかにすること。<方法>コホート名:Hispanic Established Population for the Epidemiologic Study、対象者数:1304人、追跡期間:7年、因子評価方法詳細:通常歩行速度で8フィート歩くのにかかる時間、因子の単位:秒/8 feet (2.4384 m。歩行速度で以下の5分位に分けた。分位1:2-3.9秒/8 feet、分位2:4-5.9秒/8 feet、分位3:6-8.9秒/8 feet、分位4:9秒/8 feet以上、因子5:記録なしであった。歩行速度と死亡リスクとの関係は、分位1:1、分位2:2.01(1.42-2.83)、分位3:2.39(1.67-3.41)、分位4:4.12(2.85-5.97)、分位5:3.52(2.4-5.17)であった。

結論：

高齢者で通常歩行速度が遅いほど死亡リスクが高いことが示唆された。

エキスパートによるコメント：

通常歩行速度は簡易に測定可能な評価指標であり、健康関連体力指標として有用であることを示した点で意義のある研究である。

担当者：

田中憲子