書誌情報 
		
			
				論文名:
				Mediating Effect of Perceived Stress on the Association between Physical Activity and Sleep Quality among Chinese College Students/中国の大学生における身体活動と睡眠の質の関連による自覚的ストレスの媒介効果
			 
			
				著者:
				Zhai X, Wu N, Koriyama S, Wang C, Shi M, Huang T, Wang K,  Sawada SS, Fan X
			 
			
				雑誌名:
				Int J Environ Res Public Health.
			 
			
			
			
			
			
		 
		対象 
		
						ヒト:
			
								対象
				一般健常者
												性別
				男女混合
												年齢
				
												対象数
				5000~10000
							 
			
			
						地域:
			
					 
		研究の種類・調査の方法 
		
						研究の種類:
			
								種類1 (横断・縦断) 
				
				横断研究
				
												種類2 (介入・コホート) 
				コホート研究
																種類3 (前向き・後向き) 
				その他
											 
			
						調査の方法:
			
					 
		
				アウトカム 
		
			予防:
			
				予防 (高血圧症・心疾患・脳血管障害) 
				
										な し
									
				予防 (高脂血症・糖尿病・肥満) 
				
										な し
									
				予防 (がん) 
				
					な し
				
				予防 (転倒・骨折・介護) 
				
					な し
				
								予防
				
					睡眠の質改善
				
											 
			維持・改善:
			
				維持・改善 (体力・廃用性萎縮) 
				
										な し
									
				維持・改善 (糖質代謝・脂質代謝・タンパク質代謝・骨代謝) 
				
										な し
									
				維持・改善 (ADL・QOL) 
				
										な し
									
				維持・改善 (心理的指標) 
				
					心理的指標改善
				
											 
		 
		
				図表 
		
		
		概要・結論 
		
						
				概要:
				<背景>大学生は青年期から若年成人期への移行期間という特有の発達期にあるため,高レベルのストレスと睡眠の質の低下が一般的に存在する.身体活動はストレスの低下と睡眠の質の向上に影響を与えると報告されているが,それらの間の潜在的な関係についてはあまり知られていない. 
<目的>本研究は,年齢,国籍,喫煙,飲酒を管理した後,中国の大学生の身体活動と睡眠の質の関連性に対するストレスの媒介効果を調査することを目的とした. 
<方法>研究参加者は,中国の3つの大学の大学生6,973人(男性:4,752,68.1%,女性:2,221,31.9%,年齢:19.0±0.7)であった.ストレス,身体活動,および睡眠の質は,自覚的ストレススケール(PSS-10),国際身体活動質問票(IPAQ),およびピッツバーグ睡眠質問票(PSQI)を使用してそれぞれ測定された.各参加者の中程度から激しい身体活動(MVPA)の平均時間は,2つの強度レベルの合計を7で割り計算された. 
<結果>1日あたりのPSSスコア,およびPSQIスコアはそれぞれ18.1±6.9(男性:17.5±6.8;女性:19.3±7.1),4.8±2.7(男性:4.7±2.6;女性:5.2±2.8)であった.女子学生と比較して男子学生では,より多くの身体活動,より少ないストレス,そしてより良い睡眠の質が報告された.さらに,男性における総効果,直接的効果,および間接効果のブートストラップされたCIsはすべて統計的に有意であり,パーセンテージは42.4%(部分的な媒介効果)であった.女性における間接効果のブートストラップされたCIのみが統計的に有意であり,パーセンテージは306.3%(完全な媒介効果)であった.
			 
												
				結論:
				本研究の結果は,身体活動が個人のストレスへの対処を支援することによって睡眠を改善できるといういくつかの示唆を提供し,ストレス管理が睡眠改善のための効果的な非医薬品療法である可能性があることを示している可能性がある.
			 
									
				エキスパートによるコメント:
				本研究は,中国の大学生の大規模なサンプルを対象に,身体活動と睡眠の質による自覚的ストレスの媒介効果の三者関係を調査したところに独自性がある.今後は日本人でも同じ結果が得られるのか検討する必要がある.
			 
						
		 
			 
	
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病態別(予防もしくは改善) 
	
	
		呼吸器系
		
			気管支喘息 
			慢性閉塞性肺疾患(COPD) 
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		脳・神経系
		
			認知機能 
			脳血管障害(脳内出血、脳梗塞) 
			その他の脳・神経系疾患 
		 
	 
	
	
		精神科系
		
			鬱(うつ)病 
			慢性疲労症候群(CFS) 
			その他の精神疾患 
		 
	 
	
 
一般(ヒト) 
	生活習慣病の一次予防 
	体力維持・改善 
	介護予防 
	廃用性萎縮の予防・改善 
	転倒・骨折予防 
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	生活の質(quality of life: QOL)の維持・改善 
	心理的指標の維持・改善 
 
一般(動物) 
	ラットを用いた研究 
	イヌを用いた研究 
	ウサギを用いた研究 
 
		 
	 
 
	
	
	
		 
		 
		
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			持久性運動 
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		乳酸閾値 
		乳酸性作業域値 無酸素性作業閾値 換気閾値 VT AT LT  
	 
	
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