管理番号:
PB012573

書誌情報

論文名:
A Smartphone Healthcare Application, CALO mama Plus, to Promote Weight Loss: A Randomized Controlled Trial/ヘルスケアスマートフォンアプリ「カロママプラス」による減量促進効果:ランダム化比較対照試験
著者:
Nakata Y, Sasai H, Gosho M, Kobayashi H, Shi Y, Ohigashi T, Mizuno S, Murayama C, Kobayashi S, Sasaki Y.
雑誌名:
Nutrients
発行年:
2022
巻:
14
号:
21
頁:
4608

対象

ヒト:
対象
有疾患者
性別
男女混合
年齢

20~65歳

対象数
50~100
地域:
地域1
国内

研究の種類・調査の方法

研究の種類:
種類1 (横断・縦断)
縦断研究
種類2 (介入・コホート)
介入研究
種類3 (前向き・後向き)
前向き研究
調査の方法:
方法
実測

介入の方法

介入の方法:
その他
スマートフォンアプリを介して、食事、運動などの情報を入力することによって、AIからのフィードバックを提供する。

アウトカム

予防:
予防 (高血圧症・心疾患・脳血管障害)
な し
予防 (高脂血症・糖尿病・肥満)
な し
予防 (がん)
な し
予防 (転倒・骨折・介護)
な し
維持・改善:
維持・改善 (体力・廃用性萎縮)
な し
維持・改善 (糖質代謝・脂質代謝・タンパク質代謝・骨代謝)
な し
維持・改善 (ADL・QOL)
な し
維持・改善 (心理的指標)
な し
維持・改善
体重減少

図表

図表1:
006.jpg
図表2:
007.jpg
図表掲載箇所:
p3,図1;p8,表2

概要・結論

概要:

ヘルスケア分野でのスマートフォンアプリの活用が進んでいる。著者らは、人工知能技術により、日々の食事、運動、気分、睡眠の質を入力することで、食事摂取量を計算し、アドバイスを提供できるスマートフォン用ヘルスケアアプリ「カロママプラス」を開発した。この3ヵ月間のランダム化比較試験では、カロママプラスが過体重または肥満の日本人成人の体重減少を促進することができるかという仮説を検証した。対象者の選択基準は、年齢20~65歳で、BMI 23~40kg/m2で、スマートフォンに当アプリをインストールできる人で、研究の目的と内容を理解し書面によるインフォームドコンセントが得られたオフィス労働者であった。主要評価項目は、3ヵ月間の体重変化とした。141名の参加者が登録され、介入群72名と対照群69名にランダムに割り付けられた。介入群はカロママプラスを使用し、対照群には何の介入も行わなかった。介入群の参加者は自分の生活情報をアプリに登録し、アプリからのアドバイスに従ってもらった。登録がない対象者には週に1回、メールで入力を促した。体重の変化は、介入群で-2.4±4.0 kg、対照群で-0.7±3.3 kgであった。関連する変数を調整した共分散分析の結果、体重変化量に有意な群間差が認められた(-1.60 kg;95%信頼区間-2.83~-0.38;p=0.011)。

結論:

3ヵ月間のランダム化比較試験によって、過体重または肥満の日本人成人の体重減少を促進するカロママプラスの有効性が実証された。この結果は、本アプリが短期的に体重減少を促進し、個人の健康を増進する可能性のある費用対効果の高い選択肢となり得ることを示唆している。

エキスパートによるコメント:

本研究は、過体重または肥満の日本人成人に対するスマートフォンアプリの減量介入効果のエビデンスを提供する。しかしながら、エネルギー摂取量および身体活動量の結果からは、介入群と対照群の間に生じた体重減少量の差を説明することができておらず、さらなる検討が必要だと考えられる。

担当者:

SHI YUTONG