書誌情報 
		
			
				論文名:
				Time spent in physical activity, sedentary behavior, and sleep: Associations with self-rated sleep quality in middle-aged and older adults./身体活動、座位行動および睡眠に費やす時間:中高年成人と高齢者における主観的睡眠の質との関連
			 
			
				著者:
				Hofman A, Voortman T, Ikram MA, Luik AI.
			 
			
			
			
			
			
			
		 
		対象 
		
						ヒト:
			
								対象
				一般健常者
												性別
				男女混合
												年齢
				
												対象数
				1000~5000
							 
			
			
						地域:
			
					 
		研究の種類・調査の方法 
		
						研究の種類:
			
								種類1 (横断・縦断) 
				
				横断研究
				
												種類2 (介入・コホート) 
				その他
																種類3 (前向き・後向き) 
				その他
											 
			
						調査の方法:
			
					 
		
				アウトカム 
		
			予防:
			
				予防 (高血圧症・心疾患・脳血管障害) 
				
										な し
									
				予防 (高脂血症・糖尿病・肥満) 
				
										な し
									
				予防 (がん) 
				
					な し
				
				予防 (転倒・骨折・介護) 
				
					な し
				
								予防
				
					睡眠の質
				
											 
			維持・改善:
			
				維持・改善 (体力・廃用性萎縮) 
				
										な し
									
				維持・改善 (糖質代謝・脂質代謝・タンパク質代謝・骨代謝) 
				
										な し
									
				維持・改善 (ADL・QOL) 
				
										な し
									
				維持・改善 (心理的指標) 
				
					な し
				
											 
		 
		
				図表 
		
						
									
												
				図表掲載箇所:
				P702, 表1; P703, 図1
			 
					 
		
		概要・結論 
		
						
				概要:
				中高年成人及び高齢者において、睡眠の質が低いと感じている人は多い。身体活動を促進し座位行動を減らすことは、睡眠の質を高める可能性がある。しかしながら先行研究では、身体活動や座位行動を独立した行動として扱っており,1日(=24時間)の制約下でこれらの行動が相互に影響し合っていることが考慮されていなかった。そこで本研究では、身体活動、座位行動、睡眠の24時間内での配分と自己評価による睡眠の質の関連を検討した。 
2011年から2016年にかけて、オランダの大規模調査(Rotterdam Study)に参加した2,778名(45歳以上)を対象とした。低強度身体活動、中高強度身体活動ならびに座位行動に費やした時間を三軸加速度計(GENEActiv:Activinsights社製)、睡眠時間を睡眠日誌および同加速度計によって計測した。睡眠の質はピッツバーグ睡眠質問票(Pittsburgh Sleep Quality Index;PSQI)を用いて評価した。本質問票では、7つの項目(主観的な睡眠の質、睡眠潜時、睡眠時間、睡眠効率、睡眠障害、睡眠導入剤の使用および日中の眠気)について4件法で回答してもらい、合計得点を算出した。得点が高いほど睡眠の質が低いことを示した。24時間における身体活動、座位行動、睡眠と睡眠の質の関連を組成データ解析および等時間置き換えモデルと重回帰分析の組み合わせで評価した。 
最終分析対象者は1918人(女性51%、平均年齢71±9歳)であった。分析の結果、30分の睡眠を同等の座位行動(PSQIスコアの調整済み平均差:0.21、95%信頼区間[0.15、0.27])または低強度身体活動(0.27、[0.06、0.468])に置き換えることが睡眠の質の低さと有意に関連していた。
			 
												
				結論:
				この結果は、中高年成人および高齢者において、座位行動を減らし睡眠時間を増やすことが、睡眠の質を改善するために有効な介入戦略になる可能性を示唆した。
			 
									
				エキスパートによるコメント:
				本研究では、24時間における活動の配分構成と睡眠の質の関連を調べた最初の研究である。これまで各活動を独立して検討してきたが、それぞれの活動は相互に影響し合っていることを考慮した分析手法を用いた。本研究の結果から、睡眠の質を高めるためには睡眠時間を増やすことが必要だが、それは座位行動や低強度身体活動から置き換えるべきであるというように、具体的な活動の置き換え案を提案している。
			 
						
		 
				関連リンク 
		
						
				発行年
				
					1997
				
				
					論文名
				
				
					Moderate-Intensity Exercise and Self-rated Quality of Sleep in Older Adults. / 高齢者における中等度強度の運動と自己評価した睡眠の質 
					詳細 
				 
				著者
				
					King AC, Oman RF, Brassington GS, Bliwise DL, Haskell WL.
				
				雑誌名
				
					JAMA
				
				対象
				
															ヒト:
					
												対象
						一般健常者
																		性別
						男女混合
																		年齢
						
														58.8(5.6)~62.4(6.4)(全体の平均値なし)
													 
																		対象数
						10~50
											 
					
									 
			 
						
				発行年
				
					2021
				
				
					論文名
				
				
					Physical activity, dietary habits and sleep quality before and during COVID-19 lockdown: A longitudinal study -新型コロナウイルスによるロックダウン中の身体活動,食習慣および睡眠の質:縦断研究-
					詳細 
				 
				著者
				
					Martínez-de-Quel Ó, Suárez-Iglesias D, López-Flores M, Pérez CA.
				
				雑誌名
				
					Appetite
				
				対象
				
															ヒト:
					
												対象
						一般健常者
																		性別
						男女混合
																		年齢
						
																		対象数
						100~500
											 
					
									 
			 
						
				発行年
				
					2021
				
				
					論文名
				
				
					Mediating Effect of Perceived Stress on the Association between Physical Activity and Sleep Quality among Chinese College Students/中国の大学生における身体活動と睡眠の質の関連による自覚的ストレスの媒介効果
					詳細 
				 
				著者
				
					Zhai X, Wu N, Koriyama S, Wang C, Shi M, Huang T, Wang K,  Sawada SS, Fan X
				
				雑誌名
				
					Int J Environ Res Public Health.
				
				対象
				
															ヒト:
					
												対象
						一般健常者
																		性別
						男女混合
																		年齢
						
																		対象数
						5000~10000
											 
					
									 
			 
					 
			 
	
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病態別(予防もしくは改善) 
	
	
		呼吸器系
		
			気管支喘息 
			慢性閉塞性肺疾患(COPD) 
			その他の呼吸器疾患 
		 
	 
	
	
	
		脳・神経系
		
			認知機能 
			脳血管障害(脳内出血、脳梗塞) 
			その他の脳・神経系疾患 
		 
	 
	
	
		精神科系
		
			鬱(うつ)病 
			慢性疲労症候群(CFS) 
			その他の精神疾患 
		 
	 
	
 
一般(ヒト) 
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	体力維持・改善 
	介護予防 
	廃用性萎縮の予防・改善 
	転倒・骨折予防 
	日常生活動作(activities of daily living: ADL)の維持・改善 
	生活の質(quality of life: QOL)の維持・改善 
	心理的指標の維持・改善 
 
一般(動物) 
	ラットを用いた研究 
	イヌを用いた研究 
	ウサギを用いた研究 
 
		 
	 
 
	
	
	
		 
		 
		
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		汎用語 
		類義語 
	 
	
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			エアロビクス 
			持久性トレーニング 
			持久性運動 
			耐久力トレーニング 
		 
	 
	
		筋力運動 
		ウエイトトレーニング レジスタンストレーニング 筋力トレーニング ウエイトリフティング  
	 
	
		バランス運動 
		バランストレーニング 平衡性トレーニング 平衡性運動  
	 
	
		柔軟性運動 
		柔軟性トレーニング ストレッチ運動 ストレッチ  
	 
	
		体力水準 
		体力レベル 身体機能水準 身体機能レベル 身体活動水準 身体活動レベル  
	 
	
		身体活動 
		身体運動 スポーツ活動 スポーツ パフォーマンス  
	 
	
		体力 
		身体活動能力 活動能力 身体能力 身体機能 身体遂行能力 フィットネス 
		 
	 
	
		トレーニング 
		訓練 鍛錬  
	 
	
		レジスタンストレーニング 
		筋力トレーニング 筋力向上運動  
	 
	
		日常生活動作 
		日常生活活動 ADL ADLs  
	 
	
		余暇活動 
		レジャー活動 レクリエーション  
	 
	
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		死亡者数 死亡数 死亡率 全死亡 全死亡者数 全死亡率  
	 
	
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		冠動脈リスクファクター 心血管危険因子 心血管リスクファクター  
	 
	
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		VO2max 最高酸素摂取量 VO2peak 有酸素能力 持久力 有酸素パワー 運動耐用能 心肺系体力 
		 
	 
	
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		運動療法 運動プログラム トレーニングプログラム  
	 
	
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		自転車駆動 サイクルエルゴメータ 自転車漕ぎ  
	 
	
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		運動負荷試験 持久性テスト 持久力テスト  
	 
	
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		負荷強度 強度  
	 
	
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		METs・時/週 kカロリー エネルギー消費量  
	 
	
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		高コレステロール血症 脂質代謝異常 低HDL血症  
	 
	
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		低骨密度  
	 
	
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		本態性高血圧症  
	 
	
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		中年者 中年  
	 
	
		若齢者 
		若年者 若年  
	 
	
		質問紙 
		アンケート 調査票  
	 
	
		乳酸閾値 
		乳酸性作業域値 無酸素性作業閾値 換気閾値 VTATLT 
	 
	
		乳酸閾値 
		乳酸性作業域値 無酸素性作業閾値 換気閾値 VT AT LT  
	 
	
		相関関係 
		関連性 関係性  
	 
	
		除脂肪量 
		除脂肪組織 筋量 筋サイズ  
	 
	
		QoL 
		QOL 人生の質 生活の質 クオリティ・オブ・ライフ  
	 
	
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		インシュリン  
	 
	
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		罹病率 有病率  
	 
	
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		体力測定 身体機能テスト 身体機能測定  
	 
	
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		介入の方法 
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